セレック

セレックは、様々な工業製品を設計するのに使うものと同様のシステムを利用した、「つめもの」や「クラウン」などの三次元補綴物設計・製作システムです。
だから、複雑な形をした治療箇所にもぴったり合うセラミックの補綴物を院内ですぐに製作できます。
そんなセレックの特徴とは・・・
治療の流れの違い
*つめものを「オールセラミック」と「セレック」で治療する場合の違いで説明します。
- 通常の場合
- 治療箇所を削る
- 型をとる
- 仮のつめものをする
- つめものを製作する(技工所)
- つめものを装着する
- セレックの場合
- 治療箇所を削る
- 削った箇所を計測し、つめものを削り出す
- つめものを装着する
セレックでは、通常の2~4の工程が一度にでき、またつめものの製作も院内で行いますので、1日で治療が終了します。
身体にやさしく、白く美しい

セラミックの塊(かたまり)から、直接「つめもの」や「クラウン」などの補綴物を削り出すので、一切金属は使っていません
ですから、金属アレルギーのある方でも、安心してご使用いただけます。 また、もちろん素材はセラミックですので美しい白さを実現しています。
工程も短く、院内で製作するのでリーズナブル
通常の「型を採ってから製作する」までの工程を一度に行い、院内の補綴物製作用の機械で製作をするのでオールセラミックなどの詰め物に比べてリーズナブルな費用でご利用いただけます。

セレック Q&A
- どんな治療でもセレック治療は可能ですか?
- 一般的なつめもの、かぶせものといった治療はもちろんのこと、前歯に貼り付けるラミネートベニア治療も可能です。歯を削る量を抑えて審美的な仕上がりを得られます。
虫歯の大きさやかみ合わせの関係など、お口の中の状態により適切な治療法を検討しますので、詳しくは当院スタッフまでご相談ください。 - なぜセラミックがよいのですか?
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レジン(プラスチック素材)による修復治療に比べて、着色や変色、磨耗といった心配がありません。金属修復治療と比べてもプラークがつきにくく、金属アレルギーの心配もありません。
また、セレックで使用するセラミックは工場で規格生産していますので、気泡などが混入することもなく、全世界共通で常に品質が安定しています。天然歯に最も近い素材として評価されています。
- 保険診療は可能ですか?
- セレック治療は保険外診療となりますが、セレック治療によるさまざまなメリットは、コストに見合った治療効果をもたらします。
- 本当に通院1日・1時間で治療が可能ですか?
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虫歯の大きさ・歯ぐき・神経などの症状により、他の治療を優先して行う必要がある場合には、当日のセレック治療ができないことがあります。
また、セレック治療が複雑で複数にわたる場合や、特殊な色付け加工が必要な場合には、1時間以内の治療ができないこともあります。